高齢者と一緒に作る楽しい“農業コミュニティ”。社会福祉法人明和会 シニアマネジャー・野見山悟さん

「それU.K.ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々にスポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。

第46回目のゲストは、社会福祉法人明和会 シニアマネジャー・野見山悟さん。

今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のまさZO20がお届けします!

プライベートで始めた“週末農業”

野見山さんは、普段は介護施設でエリアマネージャーをしながら、週末は元気な高齢者の方と農業をされていらっしゃる方なんです。

前職で医療関係のお仕事をされていた野見山さんは、ご両親の介護ケアが必要になったのをきっかけに介護業界に興味を持ち、今は特別養護老人ホームでお仕事をされています。

一方で、週末に行われている農業とはどういった活動なのでしょうか?

元気な高齢者20名の方とグループを作って、プライベートで農業をやっているんです。

農作業を通じて野菜を作るのはもちろん、安心安全に、そして健康的に活動できる憩いの場としてコミュニティ活動をされているそうです。

神戸の農園で作られたおいしい玉ねぎ♬

この日はラジオ収録の現場に、野見山さんが作ったおいしそうな玉ねぎを持ってきてくれました。

一つは、南あわじ市の玉ねぎで早生(わせ)という生で食べられるタイプ。
もう一つは、ケルたま®という品種の玉ねぎ。こちらは通常の玉ねぎに比べて、血液をさらさらにする成分が2倍も入っているそう!

淡路の玉ねぎっていうのは淡路じゃないと作れない、って言われているんですが、野見山さんはその概念をぶち壊してるんです(笑)

どこで作ってるんですか?

神戸市の伊川谷町というところで作っています(笑)

2019年10月頃からは神戸市と連携し、毎週金曜日に駅などで作った野菜の対面販売をされているのだそうです(現在の状況、詳細は要確認)。

幸せな高齢者がもっと増えるように

「農業と高齢者ケアの融合」に取り組まれる野見山さんですが、この活動を始めたことで、ご自身もとても楽しく、逆に高齢者の方から勇気と元気をもらっているとおっしゃいます。

高齢者=老人っていうイメージを持たれる方も多いですが、実際に農園では私の方が引っ張られるぐらい皆さん率先して畑作業をされています。
私の方が「ちょっとしんどいな」なんて思うケースもあるぐらい(笑)

自然に帰ると、それぐらいみんなパワーがみなぎってくるんでしょうね!

そんな野見山さんの今後の目標は、「農業を通じて健康寿命を延ばし、幸せな生活を過ごせる『幸齢者(こうれいしゃ)』の方を増やすこと」。

2025年のは団塊世代が75歳を超え、3人に一人が65歳、5人に一人が後期高齢者という超高齢化社会を迎えると言われているからこそ、こういった取り組みを積極的にしていきたい、とお話してくださいました。

コロナの影響が収まれば、以前から神戸で予定していた「農園コンサート」も開催したいと思っているんですよ。

広大な農園でのコンサート、素敵ですね♪
実現されて、皆さんの笑顔が見られる日を楽しみにしています。

ありがとうございました!

野見山悟さんの公式Facebook

YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」

株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。