ストイックに原点追究することで生まれた、画期的な五本指インソール!株式会社レーブ 代表取締役・中川智さんのミライ

U.K.こと楠雄二朗さん(Uちゃん)と、株式会社エースタイルの谷本吉紹社長(谷さん)がDJを務めるラジオ番組「それU.K.!! ミライbridge」。

前半は、関西で活躍しているビジネスマン、アスリート、有名人をピックアップし、その方のイマまでの歩み、そして、ミライについてお話を伺うミライ・リーダーのコーナー。

第181回も、株式会社レーブ 代表取締役・中川智さんをお招きしています!

おうちで簡単!たったの20分でオリジナルインソールの完成

今週も引き続き、「世にない商品」を合言葉にオリジナル商品を世界に販売するため、奮闘されている中川さんにお越しいただきました。

中川さん「今まで世になかった商品の第一弾として、“五本指インソール”を開発しました」

改めてお聞きしますが、この五本指インソールとはどういった商品ですか?

今まで靴の中で使うインソールっていうのは、土踏まずと踵にしか形を持たすことができなかったんですね。でも皆さんが足の病気になったり、普段歩いたりして踏ん張る時って、必ず指先で踏ん張るんですよ。そこを考えて、指の先までしっかりと型取って作れるオーダーメイドのインソールを開発しました。

通常オーダーメイドで作る場合、設備の整った店舗に行かなければ作ることができませんが、この五本指インソールは自宅で簡単に作れるすぐれもの。
しかも、インソールが入るサイズの桶と沸騰したお湯、ハサミだけがあれば誰でも簡単に、たったの約20分で作ることができるそうなんです。

中川さん「お湯の中に2分だけインソールを浸けていただくと柔らかくなってきますので、それをご自身が使用されている靴の中に入れていただきます。その上から靴を履いていただくと、表側は足型、裏面は靴型にぴったりフィットしたオリジナルのインソールが出来上がるんです」

Uちゃん「革新的ですね!靴がそのまま自分の足みたいになるんですね」

たとえば女性で外反母趾の方が多くいらっしゃいますよね。そういった方がこのインソールを履くことによって足への負担軽減ができるんです。
あとは、僕たちがやっているような介護や医療の現場でも活用できる商品だなと思っています。

Uちゃん「谷さんはこの商品に惚れて、YouTube番組『令和の虎』で中川さんに出資をされたんですよね。今後の販売活動などについて、なにかイメージはあるんですか?」

谷さん「中川さんは開発の方でとても優れた技術をお持ちなので、我々はこの五本指インソールを扱う代理店的な立場で、宣伝営業の部分をお手伝いさせていただいたり、ビラクスというエステ店の方で姿勢にこだわった施術をしているので、そちらのお客様に販売させていただいたりといった形でお手伝いができたらと考えています」

原点追究することで最高を目指す

そんな素晴らしい商品を開発された中川さんに、最近で一番自信になったことをお伺いしました。

中川さん「これまでロードバイクのプロ選手になったり経営者になったりと一心不乱にやってきた中で、43歳になって後輩たちが増えていくにつれ、自分の後ろ姿を見た人たちがいろいろと相談してくれるんです。そこには何かリスペクトがあるのかなと思うと、すごく自信になっています」

Uちゃん「絶対頼られているっていうことですよね。今まではそういう経験はあんまりなかったんですか?」

中川さん「というよりは、昔は自分の思い描いているものばかりを追い求めていましたし、自分も若い頃は先輩方に相談することの方が多かったんです。それが中年齢になってようやく『自分が後輩たちを引っ張っていく立場になったんだな』というのを実感しましたね」

そのためにもこの五本指インソール、ヒットさせなきゃいけませんよね!

そんな中川さんにとっての原動力は?

中川さん「基本、何をするにしても追究したがりな性格なので、スポーツをやるのであれば頂点であるプロ選手を目指したい。じゃあプロ選手がやる練習方法って何なのかなと考えたり、インソールを作るのであれば皆さんが納得していただける100点のものはどんなインソールなのかなと考えてきました。原点追究というところが一番強いような気がします」

Uちゃん「そういう意味では、谷さんも似ているんじゃないですか?」

谷さん「そうですね。どうせやるなら一番を取りたいですし、世の中にない物を作れるのであれば作りたい。ただ私はそういった開発の能力がないので、中川さんのように開発力にすぐれた方とタッグを組んで、良い商品を世に広めていくことで皆さんの役に立てたらなと思っています」

医者や専門家が絶賛!歴史を変えるほどのエビデンス

今後の展望として、「“メイドインジャパンでまだ世にない商品”を世界に届けたいという思いを、来年、再来年にかけて実現していきたい」という中川さん。

私自身は医療関係者じゃないんですけど、病院の先生や専門の教授にいろいろと見ていただいて、足の治療という側面からみて、このインソールは歴史が変わってしまうほどのエビデンスを作れるかもしれないよと言っていただいたんです。

すごいですね!

有名な奈良の大学で、今エビデンスを取得中なんですよね。
医療従事者とか関係なく、たとえばサラリーマンの方も毎日革靴を履いていると疲れるじゃないですか?普段よく履いているその革靴のインソールを五本指インソールを入れ替えるだけですごく楽になるんですよ。

Uちゃん「これは試すしかないですね!1万円かかりますけど、逆にたった1万円で作るだけで楽になれるんだったら安い物ですよ」

谷さん「僕買い物に行った時ね、足が疲れて、買い物後によく30分の安いマッサージ店に行ってたんです。でもインソールを替えてから足がしんどくなくなって、今のところ3回連続でマッサージ店に行ってないんですよ」

Uちゃん「もう元取れてるじゃないですか!USJの年パスみたいなものですね(笑)」

この五本指インソールは耐久性もあるので、普段歩くだけなら数年と長持ちするそうですが、もしインソールの表面が汚れて気になったしまった場合も、表面だけ張り替えることができるとのこと。
もちろん、この張り替えもハサミさえあれば自宅で簡単にできるそうです!

“開発×プロモーション” 二人でタッグを組んで良い商品を世の中に

今後、クリアしたい課題ってありますか?

開発と製造は元々得意なんですけど、開発者の最大の汚点はプロモーション、世に広げる力がまったくないという点なんです。そこは谷本社長のお力がないと僕は井の中の蛙になってしまいます。

僕も中川さんはパートナーとしてすごくやりやすいんです。お互いの得意な領域の線引きができているので、これからも良き協力者として一緒にやっていけたらなと思っています。

最後に、未来を担う若者に期待することをお伺いしました。

中川さん「メイドインジャパンのお話をさせていただきましたが、“日本”という家を守れる若人を輩出していけたらなと思っています」

中川さん、2週にわたり貴重なお話を聞かせていただいて、ありがとうございました!

レーブ(Rêve Inc.)〜株式会社レーブ〜