4万人を案内してきた“生野区の町案内人”!一般社団法人いくのもり・木村和弘さん

「それU.K.!! ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。

第68回目のゲストは、一般社団法人いくのもり・木村和弘さん。

今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のきったんがお届けします!

愛する生野区を町案内🐾

木村さんは“生野区の町案内人”として、これまで4万人以上を案内してこられた方です。

きったん「生野区ってコリアンタウンのイメージがあると思うんですけど、冬ソナブームの頃にコリアンタウンにものすごい数の観光客が増えて。木村さんは、その観光客を一日中生野で案内されていたんですよ。生野区に人が増えた立役者の半分は木村さんっていうぐらい」

※「冬ソナ」とは、2002年にBSフジで放送された韓国ドラマ『冬のソナタ』の略。

半分は言いすぎですね (笑)
以前はコリアンタウン専門の案内をしていたんですけど、今は生野区のどこでも案内できるようにしています。

木村さんが生野区でこのお仕事を始めようと思われたきっけかは、「自分の生まれ育ったところをもっとアピールしたい」と思ったからなのだそう。

木村さん「生野区ってちょっとイメージ悪く思われる方もいらっしゃるんですがとっても良いところなんですよ」

きったん「生野区出身の著名な方だと、東野圭吾さんとか」

木村さん「ゴルゴ13のさいとう・たかを先生もです。ずっと生野で散髪屋さんをされていて、そこで認められてデビューしてきはったんです」

生野区で飲食店応援プロジェクトも!

でもこの厳しいコロナ禍でですよ、飲食店いっぱいありますよね。
それを支援する事業とかもされていたりするんですか?

今は時短営業がずっと続いていて飲食店も大変厳しいので、愛する生野のお店を応援してしたいなという思いから、「おごるぜチケット」っていうプロジェクトを始めています。

Uちゃん「なんですか、それ?」

木村さん「このプロジェクトに参加している生野区内の飲食店で食事しますよね?たとえばカツ丼を700円で食べたら700円払って帰るのが普通なんですけど、「もう700円分おごるぜー」って言ってプラス700円払う。その700円分を誰かのために使ってもらう、というアプリのシステムを考えてスタートしたんですよ」

この取り組みを進めていくなか、ある日こんな出来事が……。

あるお店で、時短営業しながらお弁当を売ってはったんですよ。
そしたらお店の匂いをかぐ3人の男の子たちが来て、「君らどうしたの?」って聞いたら「僕ら吉本の学校に行ってるんですけど、コロナでバイトが全然なくなって腹減ってるんですよ」って。

木村さん「『肉の匂い、久しぶりにかいだんで』って言うので、ちょうどあったチケットでおごってあげたんです。そうしたらその子たち、後日サプライズで仲間のパーティをそのお店で予約してくれてね」

Uちゃん「わぁ、うれしい~」

こうやって交流が生まれているんですよね。
そういう意味で、人と人が近づけるような取り組みをこれからもね、地道にやっていきたいなと。
それで生野区を盛り上げたいなと思っています。

ウェルフェアグループも介護事業をしてますけど、テーマはある意味“地域密着”。そういう点では木村さんも生野区の地域密着で共通していますよね。
いろんなコミュニケーションが増えるっていうのはすごい良いことだな~と思ったので、見習っていきたいなと思っています。

木村さん「私たちの活動は、テーマが懐かしい未来をっていう作るっていうことと、積極的にバトンタッチしていくっていうことなので、生野を盛り上げながら若い人たちにしっかりバトンタッチして、僕はまた町歩きのおっちゃんに戻りたいなと思っています」

コロナ禍が明けて、また観光を楽しめる日がくるのが楽しみですね!

一般社団法人いくのもり・木村さんにお越しいただきました、ありがとうございました。

いくのぐらしドットコム

一般社団法人いくのもりが管理・運営する、大阪市生野区の紹介サイト。

YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」

株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。