「それU.K.!! ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。
第103回目のゲストは、株式会社つなぐ・大江亮さん。
今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のきったんがお届けします!
男性看護師が活躍する訪問看護ステーション
吹田市で訪問看護ステーションの「なごみ」、浪速区で訪問看護ステーション「ここから」の2つの事業所を運営しております。
看護師って圧倒的に女性が多いんですよ。割合で行くと2018年末の厚生労働省の調査では男性看護師が7.8%、女性看護師が92.8%ぐらいの割合みたいです。
ここ10年で男性看護師は5万人から10万人と約2倍には増えているそうですが、それでも10%に満たない状況だそうです。
大江さん「昔は“看護婦”と呼ばれていたので女性の世界というイメージがあるのかなとは思いますね」
Uちゃん「ちなみに大江さんの会社の訪問看護はどのぐらいの比率なんですか?」
大江さん「うちは男女比が5対5くらいなんです」
Uちゃん「珍しいですね!」
将来のなりたい職業“男性看護師”を目指して
看護あるあるのエピソードなどありますか?
訪問看護なのでご自宅に伺ったりするんですけど、一人で行くのでお風呂の介助とか、転倒されていたら体を起こしたりしないといけなかったりと、力仕事が大変ですね。
病院とかだともう一人ヘルプを呼んだりできるけど、訪問看護だと一人でなんとかしないといけませんもんね。
その点、男性とは頼もしいですよね。
きったん「弊社で運営しているウェルフェア、ウェルライフシリーズでも現場の方からよく聞くのが、認知症の方で無意識に女性のヘルパーさんとか看護師さんにセクハラみたいなことをしてしまうことがあるそうです。ただ医療的なケアが必要な方のところへ訪問看護に入らないといけないっていうのがあって……」
大江さん「あるあるですね。そこでうまくかわせる女性看護師もいるんですけど、それができないと不安になって訪問看護が嫌になってしまうこともあるので、男性看護師は重要視されるんじゃないかなと思いますね」
きったん「認知症のご本人さんが悪いというわけでは決してないんだけれども難しい問題ですよね」
最後に大江さんからリスナーの皆さんへメッセージをいただきました。
ここまで男性看護師というところにフォーカスを当ててきたんですけども、まだまだ世間一般では女性看護師が多い業界なので、将来男性にとってのなりたい職業に看護師というのが上位にくるようにしたいなという目標があります。
大江さん「そのために地域と組んで啓蒙活動したりしたいですね。もう一つは、看護学校を作りたいんです。今看護師に必要だと言われている技術はもちろんなんですけど、“訪問看護”なのでどちらかと言うとホスピタリティというか人間力を高めていくという面での看護師の質の向上やイメージを変えていきたいなと思っています」
Uちゃん「皆さん、ぜひこの機会に吹田市で訪問看護ステーションの『なごみ』、浪速区で訪問看護ステーション『ここから』を気になる方は検索してみてくださいね!」
株式会社つなぐ・大江亮さん、ありがとうございました!
YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」
株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。