大阪府庁でニート対策に長年携わる山本恭一さんが目指すミライ

U.K.こと楠雄二朗さん(Uちゃん)と、株式会社エースタイルの谷本吉紹社長(谷さん)がDJを務めるラジオ番組「それU.K.ミライbridge」

前半は、関西で活躍しているビジネスマン、アスリート、有名人をピックアップし、その方のイマまでの歩み、そして、ミライについてお話を伺うミライ・リーダーのコーナー。

第9回目の今回も前回に引き続き「大阪府 商工労働部雇用推進室」課長補佐・山本恭一(やまもときょういち)さんをゲストにお招きしています!

偏見を取り除きたい…山本さんミライへの想い

ニートへの偏見をしっかり取り払っていきたいっていうのが私の目標です。

1度失敗してしまうと再び職に就くことが難しい日本の雇用システム。
最近は少しずつ、再就職もできるようになってきています。
しかし、履歴書に空白期間があるだけで、マイナスになってしまうことがまだまだあると山本さんは語ります。「企業の採用に携わる私たちの世代の意識が、変わっていかないといけない

安定就職に就いていない!?大卒の現状とは

大学卒業された方で、お仕事に就かれないよって方も多いとお伺いしてるんですけど…

大阪の大学生は毎年約5万人が卒業しています。
このうち1万人が進学し、4万人が就職を目指すことになるのですが、なんとこの4万人の大学生のうち6千人が安定就職に就けていない状態だといいます。

アルバイトであったり、 7人に1人が、大学まで出てるのに安定就職に就いてないんです。

どうしてこのような状況になっているのでしょうか?
これについては個々それぞれに理由はありますが、働く力が卒業時点でついていない、あるいは個々が持っている働きづらさが解決されないまま就職に突入してしまっていることが要因なのではないかと山本さんは分析しています。

ニートは本人の問題?大切なのは周りの意識

目標を持つことが大事なんでしょうか。
そうしたら苦しいことでも乗り越えられる力が湧いてくるのかもしれません。

そうですね。けれどもっと大切なのが周りの意識だと思っています。

本人の働きづらさ、あるいは障害は、本人の中にあるのではなく外にあるのではないかと山本さんは考えています。

例えば車イスの方が働く際には職場をバリアフリーにして、その方が働ける環境を整えると問題なく働くことができます。
しかしこの「働きにくさの原因」が内面にある場合、外からはなかなか見えにくくなります。

山本さん「そういった内面の働きづらさって、波があって一定ではないんですね。それを周囲が理解できなくて、こいつは仕事ができない、何を考えているか分からないというレッテルを貼ってしまう。 そうしてレッテルを貼られた若い子たちもしっかりと力を発揮できるように 、私たち周りの大人が内面の働きづらさを理解して、支えてあげることが重要なんだろうと思うんです」

本当にこの問題は大阪府だけが解決できることではない。
官民がきっちり手を取り合って取り組んでいかないといけない問題だと私は思います!

谷さんがそう仰った以上は、これはもう宿題です。
何かしら山本さんとプロジェクト始めましょう!

ぜひとも、ぜひともよろしくお願いいたします!

具体的に決まっていったらまたこの番組でね、皆さんに発表していきましょう!

五代友厚(仮称)

監督:田中光敏
脚本:小松江里子

五代友厚(仮称)

五代友厚甲子園

実もいらぬ、名もいらぬ、ただ未来へ…

五代友厚甲子園

大阪府 雇用推進室

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