地元に貢献して100年続く企業になれるように。有限会社畷ケアサービス・一由麻里さん

「それU.K.!! ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。

第62回目のゲストは、有限会社畷ケアサービス・一由麻里さん。

今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のきったんがお届けします!

祖母の名前・ちよから名付けた有料老人ホーム

どういう専門分野のお仕事をされてるんですか?

有料老人ホームを2つとデイサービス、訪問介護事業所、訪問看護事業所、障がいの方の就労継続支援B型を運営しております。

地元の四条畷で「ちよの里」という老人ホームを運営されているんですけども、一由さんのおばあさんが「ちよさん」なんですよね?

一由さん「はい、私の祖母が創業者で母が2代目、私が3代目なんです。介護保険制度が始まる平成12年に『新しい制度が始まるんやけどもよくわからない。じゃああなた若いんやからちょっとやってみないか?』と両親から言われたのが始まりです」

“介護保険制度”ができた当時の苦労

この介護保険制度とは、どういったものなのでしょうか?

一由さん「介護1から5まであるんですけども、介護度を出していただいて、そこで色んなサービスを使って在宅生活を続けて行けるように支援するっていう制度ですね」

きったん「元々、お婆様のちよさんの時から看護師とか家政婦さんを派遣する事業をされていたんですが、その時は保険とかなかったんで、たとえば介護が必要なおじいちゃんの家に100%高いお金を払ってもらわないといけなかったんですよね。介護保険っていう制度が始まって、保険適応でいけるようなったと」

Uちゃん「なるほど、そういうことなんですね!」

今から介護保険始まるんや、っていうタイミングで一由さんが3代目で入られたそうですが、みんな知らないじゃないですか?その制度のこと。

突然会社にパソコンが入ってきて任された!みたいなもんですよね。
苦労されたんじゃないですか?

誰も知らない制度でゼロから始めたので、本当に苦労しました。

医療分野を強化した老人ホームで地元貢献したい

3代目として奮闘し、「ちよの里」を運営されてきた一由さん。

2020年10月には「ちよの里弐番館」もオープンしました。
その弐番館は、施設に24時間看護師さんが常駐しているため、医療サポートの必要性が高い方も受け入れされていらっしゃいます。

一由さん「一番館がオープンしたのが9年前なんですが、当時から医療サポートの必要性が高い方が入って来られて、そこで看取りも必要になってきて。一応、在宅扱いなんですよね、有料老人ホームって。そこで何とか最後まで看取っていけるようにきちっとした体制を整えないといけないなということで、医療的な部分を強化した弐番館をオープンさせました」

そんな一由さんの今後の夢、展望などありましたらお願いします!

2021年で創業90周年なので、まずは頑張って100周年を迎えたいと思っています。
祖母に言われた「地元に貢献しなさい」という強い気持ちを持って、この先も「ちよ」という名前を残していけるよう、頑張りたいと思っています。

一由さん、ありがとうございました!

有限会社畷ケアサービス

住宅型有料老人ホーム「ちよの里」

YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」

株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。