U.K.こと楠雄二朗さん(Uちゃん)と、株式会社エースタイルの谷本吉紹社長(谷さん)がDJを務めるラジオ番組「それU.K.!! ミライbridge」。
前半は、関西で活躍しているビジネスマン、アスリート、有名人をピックアップし、その方のイマまでの歩み、そして、ミライについてお話を伺うミライ・リーダーのコーナー。
第63回目の今回は、株式会社ハニー・ビー 代表取締役 吉村昭(よしむらあきら)さんをゲストにお招きしています!
老舗サービスと新規事業を同時展開!
バイク便などの配送サービス・ITサービスで有名な株式会社ハニー・ビーの社長でありながら、高級食パン専門店「銀座に志かわ」の運営もされている吉村さんにお話をお伺いしました。
「銀座に志かわ」は2019年1月からフランチャイズで展開。現在、10店舗を運営されています。
バイク便からいきなり食パンっていうのは、まったく違う業種ですよね。
勇気がいりませんでしたか?
運送関係とIT関係の会社もありますので、いろんな事業を展開している中での一つということで位置づけています。
“足りていないもの”の発見は起業のチャンス!?
元々は大塚商会というIT関係の会社で8年間お勤めされていた吉村さんですが、ご自身が経営者となられたきっかけは何だったのでしょうか?
当時いた会社では、バイク便を利用する側だったんです。
でも、ちょうど1980年後半のバブルの時期で、需要と供給のバランスがまったく成り立っていなかったんですよ。
バイク便を利用する企業が多かったにもかかわらず、それに対応できるバイク便の会社が少なくて足りていなかったんだそうです。
じゃあ、マーケットとしてはおいしいと?
そうですね。
ターニングポイントですね!
そこから検討を重ね、「お客様がほしい時に、ほしいものをほしいだけ提供できる真のサービス」とは何かを考え、約半年ほどで起業されました。
バイク便のご縁から、まさかの食パン専門店へ
起業をしてから、1995年の震災やさまざまな困難を乗り越え、バイク便事業は現在に至るまで約30年間継続されています。
一方、2019年より高級食パン専門店「銀座に志かわ」を始めることになったエピソードもお伺いしました。
「銀座に志かわ」のフランチャイズの大元がウォーターサーバーや製水器などの製造を手掛ける会社なんですが、4年前くらいに「ウォーターサーバーを各企業に設置をしてメンテナンスしてほしい」とお話に来られたんですよ。
しかし「水を運ぶ」ということが難しかったためその時はお話をお断りされたそうですが……。
吉村さん「その後、2018年に『自社の製水器を使った水と三重の(株)コイサンズという昭和40年からやっている老舗のベーカリーとコラボして食パン専門店のフランチャイズ展開をするのですが、事業説明会に来られますか?』と再度お声がけいただいたんです」
「それならば法人に対しても配送できるし、たとえばゴルフ場で50個、100個ほしい!と言われても配送できるから、街中だけでなく、販売範囲を広げて展開していける」と考えて、このご縁をお受けすることにしたとおっしゃいます。
「銀座に志かわ」の食パン、めっちゃおいしいんですよ!
某有名店の食パンより僕は好みですし、量もたくさん食べられるんですよね。
何でなんでしょう?水にこだわっているから?
アルカリ水を使っているんですよ!
パンを作るのにアルカリ水を使うっていうのはご法度だったらしいんですよ。あまりに柔らかすぎて成形が難しいので。
「銀座に志かわ」の食パンは、それを上手くクリアして作っているんです。
なるほどね!
現在はコロナ禍の中でも、ピンチを上手くチャンスに変えて、前を向いて精一杯やっていきたいとおっしゃっていました。
次回も引き続き、吉村さんにお話をお伺いしていきます!
株式会社ハニー・ビー
バイク便《大阪・東京・神戸・姫路・広島・福岡》のハニー・ビー。365日全国対応。IT業務・倉庫業務でコストダウン提案
銀座 に志かわ
水にこだわる高級食パン