「それU.K.!! ミライbridge」 後半は、 大阪・難波にあるFM大阪の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。
第112回目のゲストは、イチローデイサービス管理者・佐々木元勝さん。
今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のまさZO20がお届けします!
高齢者から学びながら日々介護現場で働く
今日のゲストの佐々木さんは、元々リハビリの専門職である理学療法士として、病院や介護施設で勤務されてきたリハビリのプロの方です。
今はデイサービスの管理者として働かれていますが、はじめから介護業界を目指されていたわけではなかったんですよね。
そうなんです。理学療法士の資格を取って病院で働いていたんですが、介護分野に配属になって経験を積んできたので、その流れで自然と介護業界に身を置くようになりました。
佐々木さんはどんな時に、この介護業界での仕事にやりがいを感じていらっしゃるのでしょうか?
佐々木さん「高齢者の方と接する時に、“死”というものを意識するきっかけがありまして。高齢者の方ってすごく穏やかな方が多くて、私だったらイラっとするような出来事でも全然そういった表情を見せない方がほとんどなんです。皆さん、命の有限というのを感じて生きてこられているんですよね。そういった意味で生きるお手本というか、高齢者の方から学ばせていただきながら働けているところにやりがいを感じています」
まさZO20「お年寄りの方との関わりの中で、“ちょっとした失敗なんて死ぬことに比べたら大したことないな。失敗しても大丈夫だ”と思えるようになったそうですね」
子育て支援に力を入れたい!まずは男性である自分自身が育休取得へ
佐々木さんはデイサービスでの日常の傍ら、副業として男性の育休とか子育て支援の方にもすごく力を入れていらっしゃるそうですね。
私の妻の妊娠・出産がきっかけだったんですけども、普段明るく過ごしている妻の大変な様子を間近で見て、男としてできることが少なかったんです。そのことがきっかけで、子育てを頑張る女性に何かできることがないかなと考えて、まずは自分自身が育休を取るところからスタートしました。
夫婦で育児を協力することは当然のことだと思うのですが、男性が育休を取るっていうのは難しいことでもあると思うんですよね。大変だったでしょう?
正直大変でしたね。会社で自分が初めてっていうのもありましたし、実際に私が育休を取得した時、日本全体での女性の育休取得率80%ほどに比べて、男性の取得率は7%だったんです。
佐々木さん「ヨーロッパの方では男性の育休取得が9割近くだったりするんですけど、日本ではまだまだでして……。でも必要性をすごく感じていたので、職場のスタッフにも説明をしてみんなに協力してもらって、なんとか取らせてもらったという感じですね」
まさZO20「昔の考え方で、“男性が育休なんて”みたいな考え方もまだあるのかもしれないですよね」
Uちゃん「あると思います。よくテレビとかでも“男性も育休を取りましょう”って言っているけど、もし僕が育休取ります!って言ったら、え……!って言われるだろうなと思いますもん」
佐々木さん「それは実際に言われました。会社からも親族からも『なんであなたが取るの?』って」
子育てママの負担を軽減するため、パパと子どもが遊べる施設を作りたい
そんな佐々木さんに、今後の目標をお伺いしました。
本業にしっかり励むのはもちろんですが、子育て支援にしっかりと力を入れていきたいと思っています。
佐々木さん「子育てのママの負担を軽減できるよう、ママが自分の時間を持ってもらえるように、パパと子どもで利用できる遊び場を作りたいと思っています。ママがくつろげて、パパと子どもが遊べる大きい施設みたいなものを作っていけたらいいなと」
まさZO20「今は在宅ワークも広がってきていて、家でお父さんがお子さんのことを見ながらお仕事することもできる時代だと思うので、その流れが育休だったり子育て支援にも向かっていったらいいなと思います」
佐々木さんはSNSでも情報発信をしておられます。ぜひチェックしてみてくださいね!
今週は、イチローデイサービス管理者・佐々木元勝さんにお越しいただきました。
貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!
イチローデイサービス
佐々木元勝さんのTwitter|@motokatsu56
YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」
株式会社エースタイルの社員3人が結成したYouTuberユニット。介護あかるくらぶ(明るく×Love)として、介護にまつわる情報を発信。