「それU.K.ミライbridge」 後半は、 大阪難波にあるFM OH!の中に、日曜日のこの時間にだけオープンするパートナーズカフェ。
介護・福祉・看護業界で活躍されている、普段はなかなか脚光を浴びない方々に、スポットライトをあてて主役にしていくコーナーです。
第37回目のゲストは、株式会社クレアフィールド 代表取締役社長・松田大佑さん。
今回はお茶の間のアイドルU.K.さん(Uちゃん)と、YouTuberユニット「介護あかるくらぶ」のまさZO20がお届けします!
実は介護現場で欠かせなかった、超便利グッズ
介護施設に向けたある商品をオーダーメイドで製造・販売されているクレアフィールド、さっそくですがどんな商品を作っているのでしょうか?
老人ホームなどにいらっしゃる入居者さんが使われる、“お名前シール”や“万能スタンプ”を作って販売しています。
万能スタンプ!?
一般的に、施設の入居者さんは持ち物管理のため、ご自身の衣服やコップなどの私物に名前を書かれます。
タオルなども含めると、名前を書かなければならないものは結構多くて大変です。
モノが紛失してしまうと施設へのクレームにも繋がる場合もあり、なかなか避けては通れない問題……。
そんな時に使えるとっても便利なグッズを作られていたんです!
通常はマジックペンなどで名前を書かれる方が多いですが、自分の名前で作った“万能スタンプ”を使えば、ポンッ!と押すだけで名前が印字されるというすぐれもの。
すでに名前が印字された“お名前シール”も、貼るだけなので簡単♪
U.K.「そういえば、うちの子も体操服とかにシール貼ってます~。介護施設にいると共同で洗濯機を使ったりするので結構重要ですよね」
しかもこのスタンプ、洗濯してもなかなか取れにくいんだそうです。
シールも真っ白なシートにくっきりと印字されていて、誰でもはっきりと見えやすいようにこだわって作られてるのだとか。
いちいち手書きしていくのが大変、抵抗があるってよく聞きますが、これだとスタイリッシュなスタンプやシールが作れて、しかも取れにくいっていうのが抜群ですね!
子ども用が高齢者に大ヒット!
元々、松田さんのお父様は経営する会社で特殊印刷を取り扱われていたそう。
それを幼少期から間近で見て育ってきたことで、気がつけば松田さんご自身も印刷に興味を持つようになりました。
次第に、「自分は何をして、最終的に何になりたいんだろう」と考えるように……。
「もっと自分たちで発信したい!お客さんの声を聞いて寄り添いたい!」と思ったことから、約8年前に兄と一緒に子ども向けのお名前グッズのネット販売を始めたんです。
お客さんからのレビューやメール、電話などで生の声を聞いて品種改良しながらやっていくうちに楽しくなり、「仕事としてこれを発展させていこう!」と思われたそう。
そんななか、子ども向けグッズとして販売をしていたにも関わらず、高齢者の方からの問い合わせがたくさん寄せられました。
松田さん「『商品を買いたいんですけど、ネットが苦手で、直接買う方法はありませんか?』とご連絡をいただくことがたくさんあって。そこから、“施設で販売して、高齢者の皆さんも気軽に買えるようになればいいんじゃないか”と思いついたのが今に至るきっかけでしたね」
それすごく良い発想!
施設で販売していたり、ヘルパーさんが直接来てくれたら「じゃあお願い~」って頼んで購入しやすいですもんね。
今後のさらなる目標は?
施設での販売は大成功、入居者さんから「持ち物がなくなることもなくなり、見た目も綺麗で買ってよかった」という喜びの声をたくさんいただくように。
そんな松田さんの今後の目標をお伺いしてみました。
3年後には3,000施設にこの商品を導入させていただくのが目標です。
施設さんに「使いたい!」と言っていただけるオーダーメイド商品をこれからもどんどんご提案していきたいですね。
事業がさらに拡大すれば、いずれは就労支援事業と連携した形での“ものづくり”を考えられているようで、「少しでも地域や社会に貢献できるように」と夢を語ってくださいました。
すでに販売されている商品はもちろん、こんなグッズあればいいのにな~というご相談にも乗ってもらえるそうなので、興味を持たれた方はぜひクレアフィールドにお問い合わせしてみてくださいね。
株式会社クレアフィールド
介護施設向けの介護用お名前シールやスタンプを販売