老人ホームのサービスは何があるのか
老人ホームのサービスは何があるのか

高齢者への支援のポイント

老人ホームで重視すべきは、どのようなサービスがあるかです。入居者にとって介護施設は「新しい家」となるため、充実したサービスがあるかは大切です。今回は、老人ホームにどのようなサービスがあるのかについて紹介します。

老人ホームのサービス内容とは

施設によって若干の差はありますが、主なものに「24時間ケア」「バリアフリー」「医師が常駐・病院と提携」などがあります。入居者は高齢者ばかりのため、体調を崩しやすい人もいます。そのため、怪我や病気などですぐに医師が施設に来てくれる、もしくはすぐに病院に行くことができるように24時間ケアと病院との提携はほとんどの施設が取り入れています。最近は病院が介護施設を経営している所も少なくありません。

すべての高齢者に当てはまるわけではありませんが、足腰が弱くなっている人も少なくありません。そのため、バリアフリーは必須です。高齢者のなかには、些細な段差でもつまずいて転倒してしまい、怪我をする人も珍しくありません。そういったことからも、バリアフリー化していない老人ホームはあまり見かけなくなりました。

介護のプロが常駐している

老人ホームの最大のメリットは「介護のプロが常駐している」ことでしょう。介護に慣れていない人にとっては、重労働であるだけではなく、ミスで怪我をさせてしまう可能性もあります。しかし、老人ホームには介護資格を取得している人ばかりで、手厚い介護をしてくれます。家族にとっても入居者にとっても安心して介護を任せられます。決められた時間だけではなく、介護職員が安全のために巡回もしているため、異常があったときもすぐに対応してもらえます。この巡回は昼間だけではなく、夜間も行っているため家族だけではなく要介護者にとっても安心です。

体験宿泊ができる老人ホームもある

老人ホームはそれぞれで特徴があり、すべてが同じことをするわけではありません。なかには施設の雰囲気が入居予定者に合わない場合もあります。入居予定者にとって、老人ホームは「新しい家」です。入居決定後に後悔をしないためにも体験宿泊を行っている施設があります。施設のなかには必ず体験宿泊を行ってから、入居契約に進むところもあるほどです。入居予定者や家族にとって施設が合うかどうかを試せる体験宿泊サービスは、積極的に利用しましょう。

ただ、ほとんどの施設が体験宿泊を実施していますが、すべての施設が行っているわけではありません。検討している老人ホームがある場合、体験宿泊をできるかどうか前もって問い合わせると確実です。体験宿泊ができる施設だった場合、必ず予約をしましょう。

栄養管理がしっかりしている

老人ホームで提供される食事は、すべて専門知識を持った職員が栄養管理を行っています。入居者のなかには、腎臓が弱い人などもいます。腎臓が弱い人には塩分が少なめ、逆に栄養が足りていない人には栄養補助食のゼリーなども一緒に出すなど、その人に合った食事を提供してもらえます。年齢を重ねているからこそ、食事には充分に気をつけなければいけません。自宅では完璧にできない栄養管理も、老人ホームには栄養管理士がいるため、安心して任せられます。特に食事で気をつけることが複数ある場合は、専門知識を持っていないと上手くできない場合もあります。老人ホームに入居することで、このような家族の負担や入居者の不安も軽減されます。

施設におけるサービスはさまざまですが、今回紹介したものはほぼ確実にどの施設も取り入れているものです。入居時には、決して安くはない費用が掛かります。そのため、入居して合わないから退去と簡単にできません。どのようなサービスがあるのか、入居前に把握しておくことが大事です。