老人ホーム・介護施設・介護サービスの種類
介護療養型医療施設(療養病床)とは
介護療養型医療施設(療養病床)は長期療養が必要な高齢者に対して介護サービスと医療サービスを提供している施設となります。
介護療養型医療施設(療養病床)のサービス
介護療養型医療施設(療養病床)は病院のようなものだと認識するのが良いかもしれません。長期療養が必要な方を対象にしているサービスとなりますので、緊急性はないものの病状を観察しないといけない方などがいらっしゃいます。そのため、病院に長期で入院するようなサービスを提供しています。
有料老人ホームなどと比較すると、その医療サービスは最も充実していると言えます。医師は医療法に定められている規定数以上の人員が配置されており、看護職員についても入所者6名に対して1名を割り当てています。
病院の観点から言って、レクリエーションやイベントなどが充実しているわけではありません。
介護療養型医療施設(療養病床)のメリット・デメリット
介護療養型医療施設(療養病床)の入所を検討する際にはメリットとデメリットを理解する必要があります。こちらではメリット・デメリットについて紹介します。
メリット
医師や看護職員が常駐しているので医療に依存をしている高齢者様でもしっかりと対応をする事ができます。また、医療法人が運営している事が多く、入居時の費用は無料となっています。
デメリット
入所の難易度が高く、入所をしたくても出来ないという状況は発生しています。入居する基準としては要介護1以上とされていますが、実体としては要介護4以上の人が数多くいます。これは重度の要介護者を優先的に入所させる仕組みが導入されていますので、このような状態になっています。
また、有料老人ホームなどとは違い、目的がリハビリテーションに近いので、レクリエーションやイベントのような楽しみは充実していません。
介護療養型医療施設(療養病床)の費用
先ほどもお伝えした通り、介護療養型医療施設(療養病床)の入居費用は無料となっています。では月額費用はどうなっているのか見ていきましょう。
月額費用
「介護サービス費」、「住居・管理費」、「食費」、「日常生活費」の4項目となります。こちらでいうと住宅型の有料老人ホームと同じような構成となります。